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謹賀新年

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大晦日から元旦にかけて、私は他の総代の皆さんと一緒に神社に詰めていました。
一年の締めくくりと始まりを、神さまのそばで過ごす、大切な役目です。

大晦日の夜、境内では寒さをしのぐためにドラム缶に薪をくべ、その周りで火にあたりながら参拝者を待ちました。パチパチと薪がはぜる音を聞きながら、静かに時が進んでいきます。
午後十一時半を過ぎた頃から、少しずつ人の列ができ始め、紅白歌合戦が終わる頃には、いつの間にか長い列になっていました。「今年も来たなぁ」と、毎年同じようでいて、毎年違う年越しの空気を感じます。

今年は夏の例大祭で初めて来てくれたキッチンカーが、また出店してくれました。どうやら商売的にも手応えがあったようです。
出店の条件は三つ。境内に着いたらまず参拝すること、帰るときにももう一度参拝すること、そしてその際に賽銭箱へ「お気持ち」を入れてもらうこと。神社らしさを大切にした、ささやかな約束です。

例年通り、役員の皆さんで参拝者に甘酒を振る舞いましたが、今年はキッチンカーの商売にも配慮し、量は少し控えめにしました。甘酒の湯気と、屋台のいい匂いが境内に混ざり合い、どこか賑やかで、でも落ち着いた空気が流れていました。

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年が明けると、元旦はお札やお守り、守護矢などの社頭頒布です。すると今年は、初穂料が例年の一・四倍ほどにもなりました。
キッチンカーで食べ物を買い、境内で少し休みながら過ごす時間があると、ふと授与所に目が向き、「せっかくだからお守りもいただこうかな」と思うのかもしれません。参拝後も境内にとどまってくれる時間が長くなり、結果として良い流れにつながったように感じました。

総代の皆さんの協力のおかげで、今年も無事に初詣の対応を終え、今はほっとしています。
ふと思い出したのは、総代の誰かが言っていた一言です。
「これからは、神社も少しレジャー感覚を取り入れないとね」
火を囲み、甘酒を飲み、食べ物を楽しみながら手を合わせる。そんな年越しも、きっと今の時代に合った“お参りの形”なのだと思った年明けでした。

不動産コラム



by mrnakr | 2026-01-02 14:42 | Comments(0)


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